日本で起業する留学生のためのビザガイド
sugama.gyoseiはじめに
日本の大学・大学院を卒業した留学生の中には、日本で起業を考えている方も多いでしょう。しかし、起業するためには適切な在留資格（ビザ）が必要です。本記事では、日本で起業するために必要な「経営・管理」ビザの概要や取得方法について詳しく解説します。
1. 「経営・管理」ビザとは？
「経営・管理」ビザは、日本で会社を設立し、その経営または管理に従事する外国人向けの在留資格です。このビザを取得することで、会社の代表者や管理者として日本で合法的にビジネスを行うことができます。
対象となるケース
✅ 自分で会社を設立し、事業を運営する場合
✅ 既存の日本企業の経営や管理に従事する場合
✅ 投資家として事業を運営する場合
取得のメリット
🔹 長期的に日本でビジネスを展開できる
🔹 配偶者や子どもを帯同できる
🔹 更新を続ければ永住権取得の道も開ける
2. 申請要件
「経営・管理」ビザを取得するためには、以下の要件を満たす必要があります。
(1) 事業計画の明確化
📌 ビジネスモデルや収益計画が明確であること
📌 実現可能な事業計画を作成すること
📌 事業内容が日本の法律に適合していること
(2) 事務所の確保
✅ 物理的なオフィスを確保し、契約書を提出すること
✅ バーチャルオフィスは不可（場合によっては例外あり）
✅ 自宅をオフィスにする場合は要相談
(3) 資本金の要件
💰 最低500万円の資本金を用意する
💰 もしくは、日本人または永住者の従業員を2人以上雇用する
(4) 安定した経営の見込み
📈 継続的な収益が見込めること
📈 資金調達計画や取引先の確保
3. 申請手続きの流れ
(1) 会社設立の準備
📝 事業計画書の作成
🏢 オフィスの契約
💰 資本金の準備（500万円以上）
(2) 会社設立の手続き
📜 定款の作成
🔖 法務局での法人登記
🏦 会社名義の銀行口座開設
(3) 在留資格申請
📂 必要書類の準備
🏢 入国管理局に申請
⏳ 審査期間：約2〜4ヶ月
(4) ビザ取得後の手続き
📝 会社の経営活動を開始
📊 定期的な報告・更新
4. 申請時に注意すべきポイント
✅ 資本金500万円は銀行にしっかり預けること（現金で持っているだけではNG）
✅ 実態のあるオフィスを用意すること（シェアオフィスなども要確認）
✅ 事業計画書は具体的で現実的な内容にすること
✅ 会社設立後、すぐに経営活動を始めること
5. よくある質問（FAQ）
Q1. まだ学生ですが、卒業前にビザを申請できますか？
A. いいえ、在留資格変更は卒業後に申請可能です。ただし、事前準備は卒業前から始められます。
Q2. 500万円の資本金が準備できない場合はどうすればいいですか？
A. 500万円未満でも、日本人または永住者を2人以上雇用すれば要件を満たせます。
Q3. 申請が却下されることはありますか？
A. はい、事業計画が不十分、資本金の証明不足、オフィスの契約が不適切な場合など、却下される可能性があります。
6. まとめ
日本で起業するためには「経営・管理」ビザが必要であり、事前準備が重要です。
特に 資本金の準備・オフィス確保・事業計画の策定 は、スムーズな申請のための鍵となります。
無料相談も受付中！
日本での起業を考えている留学生の方は、お気軽にご相談ください。
