家系図づくり、始めてみませんか?
― 午年の始まりに、家族の歩みをたどる ―
2025年は午(うま)年です。馬は古くから、人や物を運び、前へ前へと進む象徴とされてきました。新しい年の始まりに、これまでの歩みを振り返り、次の世代へつないでいくことを考えるには、ふさわしい年ではないでしょうか。
お正月は、家族や親族が久しぶりに顔を合わせる、貴重な機会です。
昔の出来事を語り合ったり、古い写真を見返したりする中で、
「そういえば、うちの家系はどうなっているのだろう」
「祖父母の親のことは、ほとんど知らないな」
と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
そうしたときにおすすめしたいのが、家系図づくりです。
家系図は、特別な家だけのものではありません
家系図というと、由緒ある家柄や歴史好きな方が作るもの、という印象を持たれがちです。しかし実際には、特別な家でなくても作ることができます。
日本には戸籍制度があり、出生・婚姻・死亡といった家族関係が記録されています。この戸籍を丁寧にたどっていくことで、家族のつながりを確認し、家系図としてまとめることができます。
戸籍でたどれる「家族のつながり」
ご本人の直系尊属、つまり父母、祖父母、曾祖父母といった直接つながる系統の戸籍については、ご本人が請求することが可能です。
現在の戸籍だけでなく、改製原戸籍や除籍を順にさかのぼっていくと、さらに前の世代まで確認できる場合もあります。
戸籍を一つひとつ確認していくと、
- 兄弟姉妹が思っていたより多かった
- 幼くして亡くなった家族がいた
- 転籍や改姓を繰り返してきた理由
など、これまで知らなかった事実が見えてくることも少なくありません。
親族の戸籍は「委任状」で請求できます
直系ではない親族、たとえば叔父や叔母、その配偶者や子どもなどの戸籍については、原則として本人でなければ請求できません。
ただし、その方から委任状を書いてもらうことで、代わりに戸籍を請求することが可能です。
親族が集まるお正月は、こうしたお願いをしやすいタイミングでもあります。
家系図づくりをきっかけに、家族の会話が深まることも多いようです。
家系図は、未来へ残す「家族の記録」
家系図は、単なる名前の一覧ではありません。
自分がどのような家族の歴史の上に立っているのかを知ることは、これまでの人生を振り返り、これからを考えるきっかけにもなります。
また、完成した家系図は、子や孫へと受け継ぐことのできる、大切な記録になります。
記憶や口伝えの情報は、時間とともに失われていきますが、戸籍をもとに整理した記録は、形として残すことができます。
今だからこそ、始めてみませんか
「今さら調べても仕方がない」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、今だからこそ確認できること、今の世代だからこそ残せる記録があります。
午年の新しいスタートに、家族の歩みをたどり、次の世代へつなぐ一歩として。
この機会に、家系図づくりを始めてみてはいかがでしょうか。


